Deno では zx は動かないがためにいろいろ悩んでいたのだが、ついに動くようになった。Deno 側で AsyncLocalStorage がサポートされたことで、最後のピースが揃ったようだ。素晴らしい。喜びを共有したくて zx のリポジトリにコメントしちゃった。

import "npm:[email protected]/globals";
await $`echo "Hello, world!"`;

❯ deno --version
deno 1.30.3 (release, x86_64-unknown-linux-gnu)
v8 10.9.194.5
typescript 4.9.4

❯ deno run -A hello.ts
$ echo "Hello, world!"
Hello, world!

# といっても細かい機能までは見ていないのですべてが動くとは限らないが……。

以前紹介した dax は、zx と互換ではなかったり、GitHub での Star 数が全然違っていたりした。zx そのものを使いたくて、かつ Deno の恩恵も受けたいと思っていた人には朗報だろう。

ただ、個人的にはしばらくは dax を使っていこうかなと思っている。クロスプラットフォームであることは個人的には大きい。仕事では Deno + zx を使っていくかもしれない。

なお、現時点では Deno が npm を使った場合の deno compile に対応していないため、実行可能なファイルを出力できない点も注意が必要。