monolithic kernel

GUIの無いUbuntu ServerにDropboxをインストールする

もっと簡単にインストールできるようだったので別の記事として書き直しました。 Dropboxをサーバにインストールして簡単自動バックアップ | monoの開発ブログ これらのサイトを参考にインストールしてみました。

インストール

Dropbox - Downloading Dropbox - Online backup, file sync and sharing made easy.

x86とx64環境向けにdebファイルが用意されているので、適切なものをダウンロードします。

sudo dpkg --force-depends -i nautilus-dropbox_0.6.3_amd64.deb
dropbox start -idropbox stop

設定データベースからhost_idを読み出し、Dropboxのサーバに登録します。

wget http://dl.getdropbox.com/u/6995/dbreadconfig.py
python dbreadconfig.py
host_id = HOST_ID
last_revision = None
schema_version = 6

このように表示されるので、以下のURLのHOST_ID部分を表示された文字列に書き換えてアクセスします。この作業は別のマシンのブラウザから行えばOKです。

https://www.getdropbox.com/cli_link?host_id=HOST_ID

最後に、同期用のディレクトリを作成しておきます。

mkdir ~/Dropbox

daemontoolsで管理

この状態でdropbox startとすれば利用可能ですが、daemontoolsを利用してOS起動時に自動的に起動するようにしておきます。

cd /etc/service
sudo mkdir dropbox
sudo vi dropbox/run
#!/bin/sh
cd /home/mono
exec 2>&1
exec setuidgid mono /home/mono/.dropbox-dist/dropbox
sudo chmod +x dropbox/run

最新バージョンに更新

Dropboxのフォーラムには最新のバージョンのファイルが公開されているので、そちらに切り替えてみます。

Dropbox Forums

フォーラムのLatest Forum Buildから最新バージョンのバイナリをダウンロードして置き換えます。

wget http://dl-web.dropbox.com/u/17/dropbox-lnx.x86_64-0.8.95.tar.gz
tar -xvzf dropbox-lnx.x86_64-0.8.95.tar.gz
sudo svc -d /etc/service/dropbox
rm -rf ~/.dropbox-dist
mv .dropbox-dist ~/
sudo svc -u /etc/service/dropbox

フォーラムで公開されている0.8系列のDropboxにはSelective Syncという機能が実装されており、必要なディレクトリのみを同期することが可能になるため、日常的に他のPCで利用しているデータは同期せず、ソースコードリポジトリやブログのデータなどをDropbox経由で送信してバックアップするといった利用方法が考えられます。

しかし、現在のところSelective Syncの設定をGUI無しで行う方法は提供されていません。興味のある方は以下のリンクから投票するとより実現が早まるかもしれません。

I’d like to see selective sync for the linux cli text based client