動かしたい。
ということで最終的に動くところまで到達していないのですが、起動してpanicで落ちるところまで試したのでメモ。前回の記事でNested SVM環境を構築したところからスタートしています。
依存ライブラリのインストール
コンパイル
今回はとりあえず動作確認がしたいのでシンプルなパスワード認証を行うような環境を構築します。
make configの設定でTTY_SERIALを有効にし、qemu-system-x86_64の起動オプションに-serial stdioを追加すると、BitVisorのメッセージをホストOSの標準入出力で見ることができるようになり便利です。
64bit環境でそのままmakeするとasm.sのところでコンパイルエラーになっていたのでMakefileを書き換え。とりあえずエラーを潰しただけなのでこれでいいのか分かりません。
GRUBの設定
ここではGRUB2向けの設定を示します。set rootのところは構成によって変わると思うので、マシンの構成や/etc/grub.d以下の他のファイルを参考にして書き換えてください。
起動
起動してみると無事BitVisorが立ち上がり、パスワード入力画面が表示されました!
しかし、パスワードを入力するとその直後に以下のようなpanicが発生してしまいます。
vmexitでゲストからホストに制御が戻る時の戻り値が想定しない値(VMEXIT_SHUTDOWN)になっているようですが、詳しいことはわからずここで断念。仮想マシンは難しい。
参考