monolithic kernel

Taberareloo の Flickr 向けパッチ

2010年代も後半に差し掛かっているというのに何をやっているんだろうと思いつつ、Chrome 拡張の話をします。ほんと、すっかり廃れてしまった感がありますね。

さて、今回は Taberareloo というページ内のコンテンツを抽出して別のサービスにポストする拡張機能の、Flickr 周りに対するパッチを書いたので紹介します。

このパッチに含まれる変更は大きく2つあります。1つはそもそも動かない状態だったので直したというもので、これについては特に説明は不要だと思います。2つ目が、個人的には使いづらかった抽出する画像のサイズについての変更です。

Taberareloo の本来の仕様だと、Flickr に上げた写真のオリジナルのサイズが利用されていました。一見、何も問題のない動作だと思うかもしれませんが、私の場合はオリジナルサイズの画像は16MPで10MB近く、扱うのがなかなか大変です。しかも、個人的に利用したかった Twitter だと、画像サイズが5MBまでなのでそもそもアップロードできませんでした。

また、Flickr 自体にも画像の URL をシェアする機能があり、これを使うと Twitter を始めとする主要な SNS にシェアできるものの、Twitter の場合だと、Twitter Cards によって表示された画像をタップするとオリジナルサイズの画像が読み込まれてしまいつらいという問題があります。

そこで、オリジナルサイズの画像ではなく、長辺が2048pxになるように縮小された画像を利用するように変更しました。これくらいのサイズだと、SNS でシェアするには十分ですし、読み込みもそこまでつらくないのではないかと思います。

Taberareloo で Flickr の画像を扱いたいという人が世の中に存在するのか謎ですが、もしそういう方がいらっしゃればぜひご利用ください。

ちなみに、ここでは Twitter を例に挙げましたが、実は Twitter への投稿機能も現在の Taberareloo では動きません。説明したような使い方をするためには、別途パッチを導入する必要があります。

Taberareloo は Chrome Web Store で公開されている拡張機能ながら、パッチの仕組みによってユーザーが自由に任意のコードを注入できてしまうという素敵な感じが面白いですね。

# Chrome 拡張がすっかり廃れてしまって、有力な代替手段も無いのにみんなどうやって凌いでいるのか不思議でなりません。