monolithic kernel

セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン2009 -名古屋-に参加

セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン2009 -名古屋-に参加してきました。この手のイベントに参加するのは初めてでしたが、とてもよい経験になりました。というわけで簡単に感想を並べておきます。

情報セキュリティ基礎 - 園田道夫先生

そもそも「個人情報」は守るべきなのか?という視点がとても面白かったです。重要なのは各個人が「個人情報」をどこまで公開するのかをコントロールすることのようですね。

プログラミング基礎 - 吉岡弘隆先生

オープンソースと勉強会ともに私は関わったことのない世界だったのでとても新鮮でした。これからは興味のあるコミュニティを見つけて積極的に参加したいところです。

プログラミング言語組 - ささだこういち先生

ネット上でYARVについてのプレゼンを見たことがあったので後半の技術的なさわりについては既知だったのですが、キャンプでの言語組の内容についてはとても楽しそうで関心が持てました。

OSを作ろう組 - 河合秀実先生

話がとても楽しくて引き込まれてしまいました。途中省略があるとはいえ、ブートからグラフィック表示までを30分で解説しつつ作成されたのには驚きです。

マルウェア解析 - 村上純一先生

登場するキーワード自体は聞いたことのあるものも多かったのですが、把握できていない内容が多かったのでぜひ勉強したいと感じました。低いレベルの知識はCPUやOSの理解にも繋がりますしね。

脆弱性、指摘する人される人 - 竹迫良範先生

脆弱性が発見されたというニュースを見聞きすることはあっても、実際にその脆弱性がどのように報告、対応、公開されるかという流れについて考えることはほとんどないので新鮮でした。脆弱性に「対処しない」という選択肢も、考えてみれば当然のことなのですがこれまで思い至りませんでした。

まとめ

これらの講演もとても素晴らしかったのですが、今回最も刺激を受けたのは参加者がとても若かったことです。自分と同年代(大学生)程度が中心だろうと勝手に想像していたのですが、実際には高校生が非常に多く、中学生までいるのですから驚きです。自分が中学生だったころのことを思うと若干凹みますね。そんなわけで、何とか負けないように頑張りたいです。

あと、名刺は重要ですね。あらかじめ用意しておかなかったために交流の幅をかなり狭めてしまった感じです。次回以降は必ず用意しておこうと思いました。

最後になりましたが、このような大変貴重な機会を設けてくださった主催者およびスタッフのみなさんに感謝します。ありがとうございました!